クリーン保証を求める社会

[人の動きを止めない対策]の次に来るのは[クリーンの保証を求める社会]でしょう。

人の動きを止めないことは、感染リスクと隣り合わせ、ウイルスと供に生きる世界を受け入れることになります。

 

 自分が感染するかもしれない。その恐怖は、人と人との交流を妨げる。だが仕事で人と接しなければならない、としたら面談相手と互いに「クリーン保証」を交換しあう時代になるかもしれない。仮に健康診断を受けたとしても、その後に感染したかもしれない。とすれば、リアルタイムな健康保証でないと対応できないことになる。サーモグラフィなども、こうしたスクリーニングの一種であるが、解熱剤を服用した者などを阻止することは困難です。とするならば、例えば、平熱が2週間以上持続しているなどの記録が求められるかもしいれない、ということ。

 

 

 バイオメトリックとは、通常、人間の身体的特徴(生体器官)や行動的特徴(癖)の情報を用いて行う個人認証の技術やプロセスのことを言う。体温や心拍数などのバイタル情報は刻々変動するため、それ単独で個人認証に使うことはない。これらの変動するデータも個人個人の変動パターンがあり、常態とは異なる変位を検出した場合にアラートを上げるヘルスケアシステムがある。既知の疾患とのパターン比較と併用すれば、疾患の早期発見につながる可能性が高い。

逆に言えば、常日頃のパターンと変化がなければ、健康であることの証明に変えられるかもしれない。

 

 オンライン・ヘルスケアやスマートウオッチを扱っている企業は、この可能性に気付いており、もの凄い勢いで開発が加速している。ひょっとすると、こうしたクリーン情報を面談に交換するのが日常化するかもしれない。マンションや事務所のゲートで、クリーンン認証がないと入館できないかもしれない。クリーンさを証明できるレストランなどの優位性が高まるかもしれない。こうしたクリーン保証サービスは、個人から企業へと広がってゆくこでしょう。

 

 こうして、いろいろなデバイスやサービスが乱立するようになると、その信頼性の担保が求められるようになり、認証機関が登場すると予測されます。対象が企業や店舗であれば、事務所や店舗の構造、業務オペレーションなどの多岐に渡る審査項目が発生するでしょう。そこに付随するビジネス上の裾野は、大きく広がると期待されます。

 

ポイントは、クリーン保証デバイスやサービスに注目が集まっており、そこでの競争は激化しているが、まだ認証機関の必要性まで発想が至っていないことにあります。

・・・そう期待したいところですが。頭の良いやつ、さらにその先を走ってるかもですね。

 

 

直近の課題としては、海外出張者向けの事前待機ホテルとか帰国時のリモートオフイス・ホテルなどニーズあるかもですね。防御機能の高いマスクだとか、抗菌・坑ウイルス素材を使った製品なども当面の関心が高いと思います。

 

開発が進むと思われるのは、感染リスクが高い業務を代替できたりリモート作業用のロボットだと思います。また、患者(特に未発症感染者)の監視デバイスは継続的にニーズが高まるでしょう。

 

リアルな業務に携わる者、特にエッセンシャルワーカへの待遇改善と感染時の補償などは早急に進める課題と思います。

 

当然、ここに上げた対策にはコストが発生します。

このコストの負担なしに、[人の動きを止めない感染症対策]は実現できません。

多くのことは、リモートやビットに移行してゆくでしょうが、リアルを食する人間活動の全てをビットに置き換えることはできません。リアルに安心と安全を求めるのであれば、そのためのコストを容認する必要があります。つまり、これからは「安売りを善とする」社会は終わり、「リアルが高コスト化する社会」に変貌する、ということです。

私達のビジネスは、その費用に見合う、価値を提供できるでしょうか?

with Corona の社会、社会は大きく変貌するでしょう。

私達に、その準備はできていいるでしょうか?