システム思考とは

 システム思考は、因果ループ図とシステムダイナミックスの2つで構成され、原因と結果が複雑に絡み合った事象や結果が目に見える間までに時間がかかる事象などを、

 

関係者の間で共通理解を得るための手法です。

 

従って、関係者間で問題となる構造や、その振る舞いを理解することにより、自分達で考えるための枠組みを得ることに主眼がおかれます。

 

作られたモデルは、現実の振る舞いを再現できることは必要ですが、

未来を予測するのが目的ではありません。外すのが目的です。

 

未来は予知されるものではなく、発明されるものだからです。

 

 

因果ループ図

 

システムダイナミクス

 


一つの事象には、多数の要素が絡み合っており、その全体像を把握するのは至難を極めます。その要素間には関連があり、互いに影響しあっているからです。システム思考は、こうした混沌を照らす一筋の光明となります。

 

 今日の結果には、必ず原因があります。複雑化した現代社会、本当の原因は時間的にも空間的にも離れていることが多い。人間の直感は、こうした時間的にも空間的にも離れたシステムの理解には無力であり、時として誤った対応をしてしまいます。システム思考は、手短な解決法ではなく、もっと根源的な解決を目指すアプローチをします。目の前の解決策ではなく、全体像に目を向け、問題を引き起こしている本当の原因を探します。

 

 あなた一人だけの力では、この問題を解決することはできないでしょう。しかし、問題の構造を可視化し、関係者と共有できれば解決の糸口が見つけられるかもしれません。

 

 システム思考の目的は、時間的にも空間的にも離れているかもしれない問題解決のツボを協働で発見することにあります。システム思考は、互いの頭の中にある理解(メンタルモデル)を出し合うことで、未来につながる共有ビジョンを形成するチーム学習のプロセスなのです。